2022.09.20
上棟式
いえとち本舗福井店 スタッフ
今回は上棟についてお話させて頂きます。
家を建てることになって初めて「棟上げ」や「上棟式」の存在を知ったという方も少なくないでしょう。棟上げとは
木造住宅の建築工事では、最後に屋根の上部に木材を架け、柱・梁・屋根といった家の骨組みになる部分の工程が完了します。この最後に組む木材が「棟木」と呼ばれているため、骨組みを最後まで作りあげることを「棟上げ(むねあげ)」と呼びます。また、建前(たてまえ)や上棟と呼ぶこともあります。
上棟式とは
上棟式とは、家屋の守護神と大工の神を祀って、棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに、最後まで工事の安全を祈る儀式で、棟上げ式とも呼ばれます。神恩に感謝すると同時に、施主様は建築現場の関係者に労いの気持ちを表します。
最近では上棟式を行わない方も多くいますが、地域によっては文化として根強く残っていたり、その土地の風習でやり方が異なったりする場合もあります。
最近では、上棟式を行う場合でも略式で行う人が増えています。派手な儀式というよりも、集まってくれた大工さんを含めたすべての人たちに、施主様が感謝を伝えたり挨拶をしたりする機会、という意味合いが強くなっています。
簡略化されているとはいえ、上棟式を行うことで、大工さんたちとの距離が縮まり、家が完成したあと何か困ったときに相談しやすい関係が築けるのです。また、棟上げ以降も気持ちよく工事してもらうことにもつながります。